REPORT

愛する日本のジュエリービジネスへ

jewelrist創刊25周年記念

『JEWELRIST』 創刊25周年にあたって

『行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し。』方丈記(鴨長明)の有名な冒頭の文で、この世の無常観を見事に表現した名文である。『JEWELRIST』創刊25周年を迎え、愛する日本のジュエリービジネスに思いを馳せる時、この一文が脳裏に浮かんだ。

世界に冠たるジュエリービジネスの隆盛を築き、バブル景気の崩壊を期に下降期から停滞期にある日本のジュエリービジネス。『JEWELRIST』はまさにビジネスの下降期にあった199411月に創刊を迎えたのである。志はあるものの能力も資金も微力・微弱で、ビジネス環境は最悪とも言えるタイミングでの船出から25年。「久しくとゞまることなし」と言える日本のジュエリービジネスにあって、創刊25周年の佳節を迎える事が出来ましたことに、衷心より感謝と御礼を申し上げます。また、ジュエリービジネス業界の皆様、就中、クライアントの皆様、当社スタッフ、編集・印刷に携わる皆様の、『JEWELRIST』への変わらぬご厚情並びにご支援に、改めて心より御礼申し上げます。

 

久しぶりに創刊号を手に取りながら、改めて『JEWELRIST』創刊・編集の原点を、新たなる成長と展開への決意を込め再確認したい。『JEWELRIST』はジュエリービジネスのNo.1総合情報誌として、『徹底した取材と多角的な分析で、常に一歩先の時代を見据え、ビジネスの発展に何が必要で何が不要かを、そしてビジネスがどう変化するのかというポイントを、具体性のない空論でなく的確なレポート』をコンセプトに、以下の5つの項目を重視し「ジュエリービジネスに役立つ情報だけ」を提供する編集・誌面作りを図っている。

1. 情報の総合性

個別のデータや限定された分野の情報が、全体の中ではどんな位置づけにあるのか。常にこの「総合性」の視点を持って、小さな事実の中から次世代への息吹を感じる記事を。トータルな視 点であらゆる分野に目を配った、総合性を持った情報提供に努める。

2. 情報の分析力

徹底した調査・取材をベースに情報・データを収集し、経験豊かなスタッフが自らの目と足で確かめた事実を、幅広い視野で構成し記事を作成。数量・データのみに基づく分析とはひと味違うニュースを提供。

3. 情報の信頼性

情報の信頼性の追求はもちろん、売るための記事づくりに流されることなく「具体的かつ戦略的な情報誌」として読者の信頼に応える。

4. 情報の先見性

現状分析だけでなく、現実の中に潜む将来への 胎動をつかみ、明日の経営環境を予 見すること が、ジュエリービジネスに関わるマネジメント層 にとってはより重要な事との観点から、時代を鋭 くとらえたキーワードを取り上げ、決して現実の 後追いではなく、常に次代を展望する記事を提供。

5. 情報の深掘り

ニュースを一報として流せば事たれりとの姿勢 とは一線を画し、ニーズに応える情報を常に追求 し、現場に密着した取材で背景と核心に迫る深い 記事を発信。

さらに進化、パワーアップを目指す『JEWELRIST』 への力強いご支援を、改めて心よりお願いを申し 上げます。

日本のジュエリービジネスマーケット の過去(これまで)と現在(いま)

高度経済成長、バブル景気により、かつて3兆円の巨大ビジネスを誇った日本のジュエリー小売マーケット。バブル景気崩壊を起に、日本のジュエリー小売ビジネスは9000億円にまで縮小した。この間、阪神・淡路大震災、東日本大震災、リーマンショックという大きな試練に晒されながらも、我が愛する日本のジュエリービジネスは、アメリカ、中国(香港)に次ぐ、世界に冠たるマーケットを堅持しているのである。この誇るべき日本のジュエリービジネスの過去(これまで)と現在(いま)を、データを基にして改めて紹介する。

まず日本のジュエリー小売マーケットの推移(図1)をご覧頂きたい。バブル景気のピークであった1991年を頂点に、 1975年から2018年の44年間における日本のジュエ リー小売マーケットでの販売累計額は、OFFICE Kkéi〕 の推計で約64兆円に達している。世界第3位の経済規模を誇る日本の国家予算は約101.5兆円だが、比較して今日までの日本のジュエリー小売販売額の累積の大きさをご理解頂けると思う。

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